先日から朝日新聞が独自に入手・公開した福島第一原発事故当事の所長であった吉田昌郎氏の
いわゆる「吉田調書」。

当事の具体的状況と現場の責任者で無ければ知りえない事情が全てでないにせよ網羅されていて
まあ、興味深い。

原発事故「大量被ばくの恐れも」吉田調書。政府は公開せず

しかし早速自民党政権が激怒して犯人探し。

安倍激怒、原発マル秘文書(=吉田調書)。「流したのは誰だ！」犯人探しが始まった/今日の日刊ゲンダイ...特定秘密保護法施行後なら逮捕の記述も。 pic.twitter.com/OWWitRmjis
— わたなべりんたろう (@RintaroWatanabe) 2014, 5月 22

そして直後に政府が吉田元所長が調書を非公開にすることを
願って提出したと言われる「上申書」を内閣官房のHPにて公開。

・・・・　相当あせっているようだ。

管元首相が自身のブログで何度も取り上げている、

公開はされるべきである、と。

しかし現実今の日本はこんな状況である。http://inventsolitude.sblo.jp/article/97816277.html

起こってしまった事ははっきりしている。
この状況の下、個々の人間（特に災害の現地に近い地域に住んでいる人達）がやらなければいけないのは
これまで極秘扱いだった当事の状況を知ることだけ、あるいは情報漏えいの犯人探しだろうか？

そんなヒマがあれば自分がこのままで良いかどうか考えるほうが大事であるのははっきりしている。

蛇足だが元ビートルズのポール・マッカートニーが東京に来て2日目にして病気になり
韓国を含めた今回の公演が全てキャンセルになったが体調不良の原因については
食事あるいは吸気にまぎれていた物質ではないだろうか。

これまでも日本に帰国直後体調を崩した海外在住の人の話は何度も聞いた事がある。
ポールはそれまでほとんど汚染の無いところに居ていきなり関東それも東京湾沿いに
入った訳だから・・・憶測がすぎると非難する人はすればよい、
平気な人は平気だから。低線量の放射能への耐性には個人差がかなりあるはずだから。
何を言っても現状のままとどまる人お説教する気は無い。要するに各人の自由だから。

帰国後ポールにはもう日本には行かない方がいいと、こっそり忠告する人が出るかも知れない。

後日談

吉田元所長に個別インタビューしたジャーナリスト、門田氏が朝日新聞の報道内容に反論。

http://www.kadotaryusho.com/blog/2014/05/post_758.html

しかし逃げたのか逃がしたのか、そんなことはもう起こってしまったことで第一、当事者のうち
少なくとも吉田氏はもう故人になってしまている。

先の鼻血云々も本題を抜かそう抜かそうという魂胆がありありと出ているのではないか。

鼻血現象よりも汚染が何処でどのくらいでこれが何を発生させているのか、危険度はどのぐらいか、
そんな話はなかなか出てこない、鼻血が出ると風評がたったので旅行者のキャンセルが相次いだとか、
それがデマだったとか・・・。溜息が出るほど馬鹿馬鹿しい。

何かを大騒ぎさせられている間に別の重大事がこっそり進行していく。

さて日本にもいよいよ移民の大群がやって来そうだ。

なぜ公開がダメなことなのか？

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