少し前になるが2月26日の深夜にフランスのTVで放送されたフクシマ後の日本についてのドキュメンタリーがあった。
テレビはあまり見ない方だが平日深夜のテレビ番組なんてさらに興味は無いのでたまたまその翌日
元の事務所にいる同僚に会いに行った時彼女から「ゆうべテレビで日本のドキュメントやってたよ」と
聞いてドキュメンタリーの放映を知った。
※この同僚はフクシマ問題について職場での数少ない共感者のひとりでもあるのだった。
(注:私がいるセクションだけ先月事務所場所変えになってまったく別の場所になってしまった。
最近ブログをサボっていたのは環境の変化etcで忙しく気が乗らなかったこともその理由になっているので・・・)
早速ネットで”リプレイ”を探し、(フランスのテレビは放映後一定の期間、ネットでも自由に見れる)視聴。
残念なことに日本語の音声にもフランス語の吹き替えがかぶさっている。これじゃここで紹介しても日本の人には
内容が良く伝わらない・・・・・。
そこでぼちぼち・・・現在勤め人+主婦(一応)やりながらなので本当にスローペースで翻訳+書き起こしに挑戦、しかも
これが初めての作業なのでますますゆっくりに・・・、85%完成、あと少しでダウンロード保管していた番組の画像に字幕
入れるところまで行ったのだったが、
その時、既に日本語バージョンが出現していたことを知ったのだった・・・。が~ん。これまでの労力は一体何だったの???
で、その作業は中止。思えば仏語堪能でボランティアでお金にならないけど速攻で翻訳してくれる人なんて結構居るはず
なんだよね・・・・。待ってれば良かったかな。・・と、自分がパソコンに保管した時刻入りの翻訳駄原稿を眺めつつ・・・・・。
はい、これが完璧な日本語字幕入りのビデオ画像。
http://youtu.be/6JdXl7Ol5_U
残念ながら日本語版にはドキュメンタリー後の2人のコメンテーターによる討論部分がないが、その大体の内容は
*フクシマの惨事は人類初のもので範とする前例が無い。
*上記の理由でこの収拾には後何年かかるかはっきりとはいえないが最低40年はかかると見られる。
*汚染水の問題を早くなんとかしないといけないが、現在のシステムは一時しのぎに過ぎない。
*事故収拾作業にあたっている現場の労働環境は苛酷すぎる。
*フランスではフクシマの例にこれまで考えられなかった自然災害による事故への対応方法および事故予防の
ための設備の見直しにあたっているが膨大な費用と時間がかかる。このような事故への対応は現在まだ何も
できていない。
*欧州では国が隣接しているので原発事故が起こったら国境を越えて被害が生じる。国家主権の問題も
絡むので強制避難・移住問題はより難しくなるだろう。
*今の古い原発を安全性を高めるために修理改造することはできるが、その後もおよそ40年後など、
また老朽化の問題が発生することは確実、しかしその先は見えていない。
*911の例などを見ても自然災害以外に原発はテロなどの標的にもなる危険がある。
コメンテーターの一人はASN( 原子力安全局)のコミッショナー、国の機関らしく放射能の危険性を大きく語るころはなく、
安全性を高める努力がなされていること、欧州で同じ規模の事故が起こった場合の重大性、など
私に言わせると一般的なコメントに終始した感があった。
ANSは原発運営側(EDF、フランス電力やアレバ)に安全性を高めるための努力勧告をするまで(強制力はない)、
独立機関ではあるが所詮原発推進国、フランスの国の機関なのだ。
もう一人は有名なグリーンピースから、かなりアグレッシブなしゃべりだがこれが放射能問題に不安を持つ一般人の
本音をかなりの部分代弁している。
この討論にCRIIADの誰かを出してくれてもよかったと思うが出演依頼をしたのだろうか?あるいは断られた?
国営のテレビ局の番組であるここでは無理なのかも知れない。
さてなんと中国が日本非難の題材のひとつにこの仏テレビ番組を取り上げた。
日本政府と東電(およびその他電力会社)、御用学者、医者の面々は非難されて当然だが、
この記事中のANSのコメンテーターの仏テレビとのインタビューについての情報ソースを発見することは出来なかった。
https://web.archive.org/web/20140307084000/http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140304-00000025-rcdc-cn
私の検索が甘いのだろうか。それとも中国の記者の捏造なのか・・・・。
真実はどうとしても実際に言ったか心の中で言ったかの差だけなのかも知れない。
上記の<確信犯>連中は世界史に残る大罪、を犯したのだから。
もっとも歴史に残る、と言ってもこの世界が今後存続していればの話だが。
おまけ情報。
番組の出演者の一人、鈴木真一教授について
http://onodekita.sblo.jp/article/59825818.html
